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足の捻挫

足首の捻挫はスポーツ選手であれば、大小あれど一度はご経験のあるケガだと思います。

そんな日常でよく遭遇する足首の捻挫ですが放置したり処置が遅れたりすることで今後のスポーツ活動や生活に影響を与えることがあります。そのため。少し足の捻挫について知っておいてほしいと思います。

足首の靭帯(外側から)

足首には関節の過剰な動きを防ぐために多くの靭帯が存在します。

多くは運動等で足首を捻ることでこれらの靭帯を損傷します。(※内側の靭帯を損傷することもあります)

どの靭帯を損傷するかは捻挫の仕方や強度によって異なり、さらには骨折を伴うこともあります。(Lauge-Hansen分類

足首を捻ってしまったら・・・

足を捻ったけど少ししたら歩けたから大丈夫。と受傷から数日して医療機関を受診される方がおられますが、先述のように骨折が隠れている可能性があります。

骨折にせよ靭帯の損傷にせよ受傷直後は初期治療として患部の固定が基本となります。

初期治療が正しく行われなかったり遅れてしまうとどうなってしまうのでしょうか?

足関節捻挫後の後遺症

靭帯の損傷や骨折の適切な処置が行われなければ生活やスポーツ活動を続ける中で『足関節不安定症』『変形性足関節』などになってしまう可能性があります。

足関節不安定症となってしまうと些細な体の動きで捻挫をしてしまったり痛みが出現しやすくなってしまいます。また、スポーツ選手ではバランスがとりにくくなったりパフォーマンスにも影響を及ぼします。

この状態でスポーツなどを継続していると、足関節の変形が生じてしまい結果的に手術が必要となることもあります。

子供の捻挫

子供の足首の骨は大人と少し異なり、軟骨組織が豊富であったり、骨端線というものが存在します。これらは靭帯や骨に比べて脆く、捻挫をした際に損傷を受けやすい組織となります。これらはレントゲンに写り辛く見逃されやすい骨折であるため注意が必要です。

上記のようにたかが捻挫、されど捻挫ですので足首を捻ったら痛みの強さに関わらずすぐに病院や接骨院などの医療機関を受診されることをお勧めします。