『肩が上がらない』『後ろに手が回らない』『シートベルトが締め辛い』こんなお悩みを一度は経験もしくはお近くの方が悩まれているのを聞いたことがあるのではないでしょうか?
一般的にはこのことを『五十肩』『四十肩』と呼ぶと思います。しかし、五十肩というのは俗称であり、病名ではありません。
五十肩と一言で言っても多種多様の病状が複雑に混ざり合っており、状態に応じて適切な治療を行う必要があります。(病院などで『五十肩だね!』で終わっていませんか?)
代表的な病態としては①上腕二頭筋長頭腱炎②腱板炎(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋)③肩峰下滑液包炎④肩関節拘縮⑤石灰沈着性腱板炎・・・・・などが挙げられます。これは一部であり他にも肩の痛みの原因と考えられるものは沢山あります。
図のように病態は様々かつ、単一ではなく複雑に絡み合っております。そのため治療を行う際はポイントを把握し適切な治療を行う必要があります。
どのようにして損傷部位を把握するの?
当院では状態を適切に把握するため、問診と理学検査、エコー検査など客観的な所見をもとに病態を把握してきます。
病態を把握したら損傷を起こしている部位に組織の修復を促す『低出力超音波』や関節の拘縮をとっていくような『ラジオ波』などを用いて施術を行っていきます!
肩関節の痛みは放置すると症状が悪化していくことが多々あります。初期治療がとても大切ですので
『服を着替えるときに肩が痛い』
『シートベルトが締めにくい』
など些細な肩の痛みを感じたら医療機関を受診することをお勧めします!